matsudono imayo awase 松殿 今様合・怎么走・行き方・Access
交通:京阪/JR木幡 徒歩20分
住所:611-0002 京都府宇治市木幡南山18 map
TEL:0774-31-8043
URL:公益財団法人 松殿山荘茶道会 | 京都府宇治市 茶道 山荘流
今様白拍子研究所 能楽師・松野浩行 書家・柳本勝海 雅楽戯れ一座
入荘料 2018/5/5、2017/11/1 各宴3500円 昼夜通し券6500円
※昼と夜とで今様合の題が変わります。夜の宴までの待ち時間に当主が眺望閣や庭をご案内。
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北野天満宮「曲水の宴」、下桂御霊神社「桜祭り」メイクシーン撮影をさせていただいた
今様白拍子研究所様が出演されるとのことで取材に行ってきました
「松殿今様合 まつどの いまようあわせ」
平安時代後期に流行した今様は現在でいうカラオケのような存在
宴会は正式な「宴座(えんのざ)」と略式の「穏座(おんのざ)」という二部構成になっており、
今回の舞台は歌や舞が披露される二次会のような雰囲気である「穏座」の再現をしています
雅に見えるこの空間は現代でいえば二次会のカラオケを再現したもの
昼の宴のお題は「若葉」
すぐれた歌には右方(チーム)は鶴、左方(チーム)は亀の水引が松に飾られます
勝敗が決まった後はお酒や舞が披露される
舞を行う白拍子について
能楽や神楽のように過去から受け継がれてきた芸能ではなく室町期には途絶えており、
今様白拍子研究所は現在に残るわずかな文献や資料をもとに
当時白拍子はどのようなものであったのかを探り、その魅力を伝えようとしています
参考:今様白拍子研究所
「白拍子」は平安時代のアイドルのような存在
和歌を歌いながら足拍子を踏み舞台を廻ることを白拍子といい、
やがて白拍子の芸能をする人自身を白拍子と呼ぶようになったそうです
能楽師・松野浩行、書家・柳本勝海、雅楽戯れ一座と
平安時代さながらの雅な出演者による公演です
また舞台である松殿山荘は
関白松殿基房(まつどのの(藤原)もとふさ)の別業(別荘)があった場所
夜の宴までの待ち時間はご当主にお庭や眺望閣をご案内していただくツアーが開催
松殿の土塁の向こうには宇治陵も見える広いお庭を散策
利休、遠州等三十六賢人を祀る聖賢堂(奥の丸堂)
蓮斎という建物は円池の上にあり、その池は水仙を色分けするための区切りも
高谷宗範が1/100の模型を作り設計した山荘は
「心は円なるを要す、行いは正なるを要す」心は円満に丸く行いは常に正しく四角く―
を表す模様が随所にみられます
格天井に網代が見所の眺望閣へ移動
窓からは北に比叡山、東に上醍醐、南に生駒山、
西に石清水八幡宮、大山崎、京都西山、桃山御陵、愛宕山が見える
36000坪の広い敷地を見せていただいているとあっという間に夜の帳が降りてきました
蝋燭の灯りでの宴が始まる
今様合(いまようあわせ)は
後白河院が承安四年に十五夜連続行ったという以外にほとんど記録が残っていない
左右には歌人、中央の判者は勝敗と持(じ/引き分け)を決め、
そのわきには助手の童と興を添える芸能者の白拍子
夜のお題は「薫」
和歌は詠むもの、今様は歌うもの
今様歌謡集:梁塵秘抄口伝集(りょうじんひしょう)
七五調が基本なものの、平安貴族の生活が中心の和歌とは違い庶民生活を歌う今様
歌の内容だけでなく歌唱力も評価対象になったようです
平家物語にも語られている平家打倒の謀議「鹿ケ谷事件」になぞらえ
お酒の入った瓶子(へいし)が倒れたのを
「平氏たはれ候ひぬ」(平氏がふざけて倒れました)とふざけるシーンも見所
松殿に仕える女房の葵の語り、そっと部屋に佇む桂が舞台に花をそえる
今様「舞へ舞へ蝸牛」「よくよくめでたく舞ふものは」「遊びをせんとや」
朗詠「二星」
白拍子舞「栄花の曲」
管弦と舞「想夫恋」
今様「聞くに心すむものは」
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